それはいじょうですか

人に会うことと情報を最小限に、音楽と酒と映画を楽しみ家事と子育てをなんとかやってる。坂本慎太郎の『それは違法ですか』をパクったタイトル。

息子と父親の話し合い?バトル?

繊細で賢い息子と図太くて賢い父親と話し合いしてる。

息子は泣いたり冷静になったり一所懸命自分をコントロールしながら自分の気持ちをたくさん話してる。

図太い父親は「うまく話せないけど」ばっかりで気持ちを伝えられない。

息子は父親の気持ちを聞きたいのに、父親は「それはこういうもんだ」「簡単な問題じゃない」「そういうことじゃない」「家族だから…」「親だから…」「なんて言えばいいか考えてる」「言葉を敏感に受け取るから言うのが難しいんだ」。

息子は具体的に自分の感じた思いを話してるのに、それに返ってくる父親の言葉がこんな感じで全く気持ちが返ってこない。

聞いててもどかしい。

全く会話になってない。

息子の思い、気持ちを汲み取れてない。

 

感じてることと見えてるものがこんなにも親子で違うんだってことがよくわかった。

勇気を出して息子は気持ちを話した。泣くと怒られるし、理解してもらえるように思いが伝わるように言葉を工夫して、冷静になるように、泣かないようにすごく心を抑えながら。

小さい頃からの思いも短く簡潔に伝えてた。

それに対して父親は「家族なんだから嫌いになるとかはない」「俺は怒ってない」「話はいつも聞いてる」なんて答えで、聞いてる私が反論したくなった。

言い合いの始まり頃に私も少し口を挟んだら「ムカつくから黙ってて」って言われて引っ込んで、その後は隠れて聞いてた。口を出さなかった私の成長を感じた。

話が脱線した、戻そう。

父親がどう感じてたのか、どう思ってその言葉を言ったのか、なぜそんな強い反応を返したのか、息子はその答えが聞きたかったのに一つも返してなかった。

 

話し合えてなかったし、息子のストレスが溜まる一方で心配だ。

 

隣の部屋で娘は泣いている。

普段ケンカの多い兄妹だけど、父親に怒鳴られてる兄を見るといつも泣いてる。